外国の銀行の相続手続き-オーストラリア-

オーストラリア

オーストラリアは人気

アジア特に中国などの政情が不安定な国は、将来的に自国の通貨が紙切れになってしまうことも考えられることから、特に多くの富裕層にとって財産の安全確保は非常に重要なことです。そのこともあって、このような富裕層にとって特にオーストラリアのような移民国は大変魅力的なところと言えるでしょう。

日本でも現在はオーストラリアの口座に預金を持っている方も多く、その大きな理由として米ドルやユーロなどと異なって預金金利が非常に高いことが挙げられます。しかし、基本的にオーストラリアなどでは預金を長期で持ち続けることが、10年20年後に受けられる経済的大きなメリットに変って行きますのでその間に預金名義人が死亡することも大いにあり得るわけです。

外国の銀行の預金に対して遺産相続を進めていく場合、オーストラリアのケースになりますと基本的はアメリカやイギリスなどと同じような金融機関の手続きを進めていくことになります。

オーストラリアの相続

名義人が死亡後に手続きを現地で進める場合は、まず裁判所がその資産を管理し処理を行っていくことなります。オーストラリアの場合は、相続税そのものが発生しませんので基本的に現地で処理に必要な法定の手数料や弁護士費用などを除いて相続人が取得できますが、日本における資産と合算して日本における相続税算定の対象となるのは言うまでもありません。

しかし、オーストラリアの遺産相続における手続きにおいてもすぐに終わるという分けではなく、アメリカ同様に複数年掛かることもあるので注意が必要です。

さらに、オーストラリアドルの場合は米ドルとは異なり投機的に資金を投入する方もいらっしゃいますので、円に交換する時期によってはもともと想定していた金額よりも少なく目減りすることも大いに考えられることでしょう。

そのため、日本側で雇用する弁護士に関しても、オーストラリアの銀行預金の遺産相続に詳しい者を選ばなければ同じ費用でも処理までに無駄な時間が掛かる可能性もあります。